藤城清治美術館 那須高原は、光の祈りの芸術作家 藤城清治の70年を超える長年の創作活動の集大成として、四季美しい那須高原に誕生した初の常設美術館です。

2014年9月25日木曜日

9月23日 ケロヨングリーティングを開催!!

923日(火)、ケロヨンが1カ月ぶりに美術館に姿を現しました。

 
 

11時、美術館エントランスにさっそうと現れたケロヨン、早速、事前にブログをチェックされてご来館されていたお客様に囲まれ、写真を撮ったり、握手をしたりと約40分の交流を行いました。
 


しかし、サプライズ好きのケロヨンは、皆様にお待ちいただいての登場に飽き足らず、お目付け役の藤城亜季当館館長を誘って12時過ぎに再度、登場!!



事前にご存じなく今日の登場を知って残念がりながら展示室に進まれたお客様や、間に合わなかったお客様に、そっと後ろから近付いて肩を「トントン」!!!

突然のケロヨンにびっくりされるも、笑顔で交流をされる場面も拝見できました。
 
 
 

ケロヨンをはじめって知った世代のお客様。
 





ケロヨンを懐かしむお客様。
 

24時間テレビで知ったお客様。
 
 
 


皆さまに交流をいただき、大満足なケロヨンでした。

沢山の皆さまのご参加、誠にありがとうございました。

2014年9月23日火曜日

藤城先生が宮沢賢治賞を受賞されました!

9月22日(月)、花巻市定住交流センター(なはんプラザ)に於きまして、第24回宮沢賢治賞贈呈式が行われ、藤城清治先生が宮沢賢治賞を受賞されました。




 

「長年にわたる影絵創作の成果を踏まえた、賢治童話の映像化の集大成にして、新たな境地への冒険といえる『画本 風の又三郎』に対して宮沢賢治賞を受賞」(贈呈式資料より)というのが受賞理由です。

 

受賞にあたり、先生は次の言葉を残しています。

「宮沢賢治作品は永遠の未完成の完成といわれているけれど、ぼくも今年90歳、これからも未完成の完成に、永遠に挑戦し続けてゆきたいと思っている。」

(受賞のことばより抜粋)

 


午前10時から贈呈式が行われ、その後に藤城先生の記念講演が行われました。

 
 
 


その中で先生は、

「宮沢賢治の童話を影絵で表現することは私の生き方の原点に近い。

風の又三郎は子供たちの日常の中に入り込んでいる。

風の又三郎は絵にしようとすると難しい、だからこそもっと取り組んでみたい。

学校の汚れた窓、机、教室といったリアルな物をそのままに表現し、それを通して見た自然も表現した。

今までの自分を出すのではなく、宮沢賢治の世界・作品に込められた思いを魂で描き、表現したいと思って取り組んだ。歳を重ねた今だからこそ解釈できるものがあるのではないか。

若い頃は影絵の光や線の美しさを中心に表現していたが、今は枝・葉・石・がれき全て自然そのままが美しい。痛んだ自然も美しいのだと気付いた。

影絵の良さというよりも、影絵を通じて宮沢賢治の物語の良さを伝えたい。

宮沢賢治が願っていたものを作る。

宮沢賢治賞をいただいた事をきっかけにこれからもっと挑戦し続けたい。」(講演より抜粋)

と述べられました。

 

会場には、昨年花巻市博物館で開催された展覧会において会場で描かれた「月夜の電信柱」が展示されておりました。

 


当日、先生は朝5時まで制作に取り組まれており、式の休憩時間も地元テレビ局の取材に答えていました。
 
 

帰りの新幹線を待つ間、日課の散歩代わりにホームを端まで元気にウォーキングされて、新幹線に乗り込むとすぐに体を休まれておりました。
 
 

なお、風の又三郎の影絵原画は当館にてご覧いただけます。

是非、ご来館頂き渾身の作品をお楽しみ下さい。

 

◆「風の又三郎」宮沢賢治賞受賞記念DVD・ブルーレイ

~当館ミュージアムショップにて発売中!~

2014年9月17日水曜日

9月23日(火・祝) ケロヨン登場!!


831日(日)、日本テレビ「24時間テレビ」武道館会場に現れ、全国の視聴者の皆様に久しぶりに姿をみせたケロヨン!!
 


その後、また、忽然と姿が見えなかったケロヨンが、先日、愛車で美術館に帰ってきました。

 

しかし、あまり睡眠をとれなかったようで、現在は爆睡中。

寝る前に「マタ、起キタラ美術館ニ来テクレル皆サンニ会イニイクヨ~、バ~ハハ~イ!!!」と、皆様にお会いできる日にちも残してくれました。

 

【ケロヨン・グリーティング】

平成26923日(火・祝)

1回目 1100

2回目 1400



是非、ケロヨンに会いに、那須の美術館にお越しください。
 
 
 

2014年9月7日日曜日

24時間テレビ 愛は地球を救う を終えて

 

皆様もTVでの放映をご覧いただいたことと思います。
那須の美術館にも連日、TVを見られたというお客様が沢山ご来館されております。



2015831()2055分、日本テレビ「24時間テレビ 愛は地球を救う」がフィナーレを迎えました。約2か月、完成前には先生・スタッフとも数時間の睡眠での制作となりましたが、無事、番組中での完成・公開が出来ました。
本ブログでは、アトリエでの制作から日本武道館での公開までを、特設アトリエ裏側からPhoto Reportとしてお届けします。



 


 

アトリエでは先生の描かれた構想、下絵を元に部分ごとの制作が進めます。その部分ごとを高さ3m×2mのアクリル板に貼りこんだもの3つを更につないで幅6mの大作が完成します。
 
 
 
 

しかし、その作業は一つづつのパーツを丁寧に作り込んでいく地道なものです。
 
 

 
 
 
大きな作品の為、時には先生が作品の上で・・・



常に出来上がっていく作品を再確認しながら、現状に即した修正が行われます。


 
 

 

 

 

そして、829日(金)20時過ぎ、連日の作品制作に続き日本武道館の特設アトリエに制作中の作品を搬入いたしました。
 
メインステージのすぐ横です。
 
 
会場のチェックにつづき、早速作品制作が進みます。パーツの制作が進み、部分ごとををアクリルに張り込みます。
 
 
 


また、キャラクターと呼ばれるモチーフと並行して背景も同時進行で進めていきます。




普段の静かなアトリエでの作業と異なり、リハーサルや放映など、スタッフ同士の声も届きにくい特異な空間での作業でした。



ここでケロヨンも応援に?!
 
 
 
はじめて、三つのアクリルを付け合せ、全体を確認します。







組み上げ作業。最終までスタッフによるチェックと手直しが続きます。
 
 
 

 





そしてエンディング直前ついに「小さな奇跡 すべては 愛は地球を救う」の除幕初公開のときを迎えました。
 
除幕を迎える武道館会場はそれまでの華やかな照明から一転、ライトが消され厳かな雰囲気に・・・。



幕がおろされ、出演者の皆さま、会場で観覧されている観客の皆さま、そして、番組放映に関わるスタッフの目に触れると大きな歓声が湧き上がりました。






尚、本作品は1010日(金)から2015118()に札幌芸術の森美術館で開催される展覧会で公開される予定です。
 
 








☆☆ 番 外 ☆☆
会場に突然姿を現したケロヨンは、作品の完成後にスタッフをねぎらってくれました。
今度は9月23日(火・祝)に美術館に現れるかも??!詳細が届き次第ご報告いたします。